中国政府外交部の趙立堅報道官は16日、北京市内で行われた定例記者会見で、「中国は、中国とロシアの政治面におけるハイレベルの相互信頼や戦略的な協力を大切にし、重視している。新時代における両国の全面的な戦略的協力パートナー関係は安定しており、確固たるもので強靭である」と述べました。
報道によれば、ロシアのラブロフ外相は14日、記者の取材に応じて、「米国は外交の原則を捨てて、『ロシアは米国に協力し、中国を抑制すべきだ』とおおやけに称した。実に卑劣で破廉恥だ。ロシアには、中国と疎遠になり、米国に従っていく理由がない。ロ中の共通した認識を捨てるという愚かなことはしない』と強調しました。
趙報道官は関連した質問に答えて、「ラブロフ外相は、個別の国による中ロ関係を引き離そうとする動きに対して何度も明確に反対の意を示し、このような国際関係のルールに背き、大国の風格と似合わない挑発的な行為に強く反論した」と述べました。
趙報道官はまた、「それぞれの指導者の下で、新時代における中ロの全面的な戦略的協力パートナー関係は様々な試練に耐えることができる。中国は引き続きロシアと共に努力し、新たな進展を絶えることなく取得するよう、両国関係を推し進めていく」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年10月17日