中国の立法機関である全人代(全国人民代表大会)常務委員会は16日、分会を設けて個人情報保護法草案を審議しました。参加者は、個人情報保護の分野における注目度の高い問題に焦点を当て、修正と改善の意見を提出しました。
鄭功成委員は、「インターネットプラットフォームにおけるほとんどの商業活動やサービスは、商取引やサービスの提供前に、個人に対して多くの情報を提出することを強要している。個人情報の収集についてのインターネットプラットフォームとその運営側の法的責任をより強化することを期待する。明確な規制が必要だ」と述べました。
龔建明委員はさらに踏み込んで、草案で情報の過度の採取と使用は明確に禁止すべきであり、違反した場合には法律に基づく制裁を科すべきだと提案しました。
新型コロナウイルス感染症の予防と抑制において、ビッグデータは大きな役割を果たしています。しかし同時に、名前、身分証明書番号、住所などの個人情報の安全性をいかに確保するかが、注目されています。
「中国国際放送局日本語版」2020年10月17日