中国が各国にワクチンを供給、ファイザーは欧州への交付に遅れも

中国が各国にワクチンを供給、ファイザーは欧州への交付に遅れも。

タグ:ワクチン ファイザー

発信時間:2021-01-18 15:04:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国薬集団が生産した100万本の新型コロナウイルスワクチンが現地時間16日、ベオグラード空港に到着した。セルビアのヴチッチ大統領は自ら出迎え、「我々は中国との友好を誇りに思っている」と述べた。中国のワクチンは最近多くの国、特に発展途上国から注目されている。多くの国の首脳は中国のワクチンの接種を受けたか、接種を受けると表明している。中国はまた緊急で必要な国を対象に無償でワクチン及び感染対策物資を寄贈し、かつ各国とワクチンをめぐる協力を展開し、新型コロナワクチンを世界の公共財にするという約束を果たしている。しかし一部の西側の政治家及びメディアは、自国内で接種後に深刻な副反応が生じ、さらには死亡する事件が相次いでいることを顧みず、中国のワクチンが「信頼できない」と攻撃しながらあちこちでワクチンを争奪し、貧困国に1本も残そうとしていない。


 セルビアはなぜ中国にこれほど感謝するのだろうか。ロシアのイタル・タス通信は17日、セルビアは欧州の「COVAXファシリティ」を通じワクチンを180万本購入し、かつ契約内容に基づき200万ユーロを支払い、その後さらに487万ユーロを追加したが、今のところワクチンを1本も取得していないと伝えた。


 「中国のワクチンは東南アジアで歓迎されている」韓国の聯合ニュースは17日、「中国の王毅外交部長は11−16日に東南アジア4カ国を歴訪し、新型コロナワクチンの協力を含む、感染対策を巡る協力を重点的に推進した。これらの国の首脳は、公の場で中国のワクチン接種を受け信頼を示すか、中国から寄贈されたワクチンと感染対策物資に感謝を表している」と伝えた。韓国紙『朝鮮日報』は、「ブラジル、インドネシア、アラブ首長国連邦、フィリピン、タイ、ヨルダン、ウクライナ、ハンガリーなど数十カ国がすでに中国のワクチンの接種を始めたか、これから始めようとしている。中国のワクチンに注目する国が増えているのは、欧米諸国が生産するワクチンが西側の高所得国にしか提供されないからだ」と報じた。


 一部の西側諸国は発展途上国にワクチンを1本も提供していないが、その国の一部の政治家やメディアは中国のワクチンを絶えず疑問視し、さらには攻撃している。中国のワクチンの3期臨床試験データが公表される前、彼らはその開発が「不透明」で「データが不十分」と攻撃していた。多くの国が中国のワクチンのデータを公表し、かつデータが世界保健機関(WHO)の基準に完全に合致すると、西側は中国のワクチンが「信頼できない」「効率が低い」との疑問視に転じ、多くの国が中国のワクチンを購入するのは「中国から圧力があったため」と称している。


 『NYタイムズ』は米国のワクチン専門家の発言を引用し、中国のワクチンを「古い技術」と形容し、「よくメンテナンスされたクラシックカーは武漢から北京まで移動できるかもしれないが、私個人ならばテスラを選択する。これは米国と欧州が、この古い技術を採用しなかった理由の一つだ」と伝えた。しかしファイザーは世界で初めてmRNA技術を採用しワクチンを開発したが、その技術路線の安全性は検証されていない。これまで世界のほぼすべてのワクチンが不活化ワクチンだったが、西側が自分たちのワクチンが「古い」と疑問視しないのはなぜか。


 同時に『NYタイムズ』などの米主流メディアは、ノルウェーで23人がファイザーのワクチン接種を受け死亡した事件を現在も報じていない。ノルウェー薬品管理局は、うち13人の死亡がワクチンの副反応関連と認めている。ノルウェーは16日、同ワクチンの接種により新たに6人の高齢者が死亡したと発表し、死者が29人に増加した。ファイザーはこれについて、「現在までの人数は懸念すべきほどではなく、予測にも合致している」と表明した。



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