外交部の趙立堅報道官は12日の記者会見で、「中米ハイレベル戦略対話の開催は米国からの申し出によるものだ。旧暦の大晦日に両国首脳が通話して以来の初めてのハイレベルの接触であり、米国新政権が発足して以降は初となる顔合わせの会談である」と示しました。そして、「対話を通じて、首脳の電話会談の精神に基づき、協力にクローズアップし、意見の相違をコントロールし、両国関係の健全かつ安定の発展を推し進めていきたい」と呼びかけました。
また、趙報道官は、「今回の会話の課題は双方の合意が待たれているが、ともに関心を持つ問題について胸襟を開いて対話することを期待し、その場で中国の立場を表明する。双方は適切に互いの政策的意図を把握し、相互信頼を促し、意見の相違をコントロールして、中米関係が正常な軌道に戻れるよう推し進めるべきだ」と語りました。
さらに、趙報道官は、「新疆問題、香港問題に関して、中国は一貫とした明確な立場を持っている。偏見を持たない外国の人々が新疆を訪れ、理解を深めることを歓迎する」と語りました。その上で、「香港は中国の香港であり、香港事務は単なる中国の内政であり、いかなる国も干渉する権利を持っていない。香港事務に手を出したり、中国内政に干渉するのをやめ、誤った道に深く進まないよう求める。中国は自身の主権、安全及び発展の利益を断固として守っていく」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年3月13日