さらに一部の学者によると、米国のアジア系への差別はアフリカ系への差別と異なり、常に排外的なカラーを帯びている。アジア系を米国人の一員ではなく、「永久の外国人」「他者」と見なしている。
アジア系が頻繁に暴力を振るわれているが、これには米国文化におけるアジア系へのステレオタイプなイメージの影響もある。米国各地の中華街で、アジア系高齢者への攻撃は長期的に存在する問題だ。人種差別のほか、多くの悪者はアジア系が反撃できず、一方的に攻撃できると考えている。報道によると、米国の住民のうちアジア系が法執行機関に憎悪犯罪などを報告する可能性が最も低いという。
観測筋は、アジア系への憎悪犯罪の撲滅が連邦政府の議事日程に上がっているが、その原因は一朝一夕で形成されたわけではなく、長期的な積み重ねがあるとしている。人種主義を解消し、アジア系への差別と犯罪を阻止するため、米国はまだ長い道を歩まなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月23日