【観察眼】科学は「政治に奉仕する」ためにあらず

【観察眼】科学は「政治に奉仕する」ためにあらず。

タグ:科学

発信時間:2021-03-27 16:10:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 科学者は科学研究に従事するに当たって、科学的精神を備えていなければならない。つまり、事実に基づき、尊敬する精神が必要となる。この基本的な条件を裏切れば、人類社会に大きな損害と影響を与え、ひいては人類社会に悲劇をもたらす。このほど、科学者26人が連名で出した公開書簡では、世界保健機関(WHO)が中国に派遣した国際専門家チームを攻撃し、中国で感染源の学術研究を行うはずだった国際専門家チームが「全面的かつ無制限の調査」を「独自」に展開できなかったと中傷した。その一方でWHOに対して、この専門家チームと一線を画し、改めて中国への「全面的調査」を展開することを求めた。この理不尽な行為は「有罪推論」ひいては人種差別的なカラーに満ちているもので、科学の真価に背く行為は世の中を驚かせた。


 WHOの緊急対応責任者であるマイク・ライアン氏は今年1月15日に行われた新型肺炎の定例発表会で国際専門家チームメンバーについて、「2020年5月、第73回世界保健総会で国際専門家チームを組んで感染源の学術研究を展開するよう決議が採択された」と述べた上で、「国際研究チームは多くの国の各分野で最も優秀な専門家を集め、臨床管理、ウイルス、ワクチン、薬物開発、生態調査、動物衛生、疫学、公共衛生などの多くの分野をカバーしている」と強調した。これによって、今回の国際専門家チームのメンバーは完全にWHOによって判断、選出、決定されたことが証明できる。これは科学の独立性と広範な代表性を十分に表している。


 非営利研究機関エコヘルス・アライアンスのプレジデントを務めるピーター・ダザック氏は今年2月3日に武漢ウイルス研究所を訪れている。生物実験室(BSL-4)の状況について、「私はこの実験室に詳しい。ここで多くの優れた研究成果が出た」と語り、さらに「中国のウイルス学者・石正麗さんと面会した。新型コロナウイルスはこの実験室とは無関係で、新型コロナウイルスのゲノム配列は実験室内のものと一致していないと表明した」とSNS上で明らかにしている。これらの事実は26名の科学者が話すような「調査の妨害」に相当するのだろうか。ピーター・ダザック氏はこのように語っている。「この実験室の関連研究はウイルスの真相に非常に近いだけに、かえって一部の人が避難する声が上がったのかもしれない」。良い科学者は問題を探り、問題を研究し、問題を解し、そして真実を世間に伝える役割を果たしている。しかし残念ながら、科学の精神に背き、道徳の道を踏み外し、他人を中傷する「科学者」がいるのも事実だ。科学は政治に奉仕するものなのだろうか。


 西側勢力は自分たちが操られている「科学者」を通じてWHOと中国を中傷しているが、これはただ自分たちが混乱の局面と矛盾をごまかすために過ぎない。極めて悪質な手段を用い、崇高な科学を傷つけていただけだ。科学者は疫病を科学でしっかりと救い、ワクチンを開発すべきであり、ひたすら政治に利用されてはならない。


 人類は科学を創造し、科学は人類に奉仕する。そして、人類へ影響を与えている。科学の結論に対して恣意的に曲解すること自体が最も非科学的な行為になる。科学的事実を無視して、根源的な問題を政治化するという行為はコロナ対策の国際協力に不利益を生じさせている。人類が創造した科学は、政治に奉仕し、利用されるためのものであってはならない。(CRI日本語部論説員)


 「中国国際放送局日本語版」2021年3月27日


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