外交部の趙立堅報道官は9日の定例記者会見で、「現在、イランの核開発問題に関する情勢はカギとなる段階にあり、イラン核合意の関連各側がウィーンで米国による制裁の解除やイランの合意への復帰などをめぐって討議している。中国側は各側が現在の好調な進展を保ち、米国とイランの合意への復帰がいち早く達成されることを望んでいる」と述べました。
趙報道官はまた、「米国の合意離脱やイランに対する『最大限の圧力』こそが、イラン核問題の情勢緊迫化を招いた根源である。米国側はいち早く無条件で合意に復帰し、第三者への『ロング・アーム管轄』を含むすべての関連制裁を解除すべきだ。これに対してイラン側にも対等な合意への復帰を望んでいる」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年4月10日