米国 永遠に閉ざされない「盗聴ゲート」

米国 永遠に閉ざされない「盗聴ゲート」。

タグ:盗聴 米国 デンマーク

発信時間:2021-06-03 14:49:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 欧米は連日、再び「盗聴ゲート」の渦に巻き込まれている。米国がデンマークの情報機関の協力を得て、メルケル独首相を含む欧州の要人に盗聴活動を行っていたというスクープが伝わると、メルケル氏やマクロン仏大統領ら欧州の政府要人が次々と「受け入れられない」と表明し、米国側に説明を求めた。

 

 注意すべきは、エドワード・スノーデン元アメリカ国家安全保障局(NSA)契約職員が2013年に、米国が盗聴活動を行っている国・地域の首脳にメルケル氏が含まれると暴露していたことだ。大騒ぎになった「盗聴ゲート」は、米国側がメルケル氏の通信設備を盗聴しないと約束したことで終止符を打たれた。ところが今回デンマークのメディアが明かした情報によると、米国側は2012−14年にかけてメルケル氏に盗聴を行っていた。つまり米国は二度と盗聴しないと口先で約束しておきながら、実際には独断専行を続け、「盗聴ゲート」を閉じたことも閉じるつもりもないということだ。

 

 米国はこの星で最大の、名実相伴う「スパイ帝国」だ。米政府の関連機関は長期的に外国の政府、企業、個人を対象に、大規模で組織的な無差別のサイバー攻撃を行っている。おかしなことに、また米国の同盟国にとって口にしにくいことに、盗聴とスパイの対象は敵国だけではなく、同盟国も対象になっている。いわゆる「敏感な関係者」だけでなく、一般人が盗聴・スパイの対象となっており、同盟国の首脳でさえも例外ではない。

 

 ウィキリークスの資料によると、ドイツの経済、財政、農業などの部門が90年代より米国の盗聴対象となっていた。NSAは2006−12年にかけて、フランスの大統領、複数の長官、フランス在米大使などの政界要人の盗聴を行った。これにはシラク氏、サルコジ氏、オランド氏の3人の大統領が含まれた。米国の同盟国でさえ、その盗聴行動はやりたい放題で際限がないと考えている。



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