WHOは今年3月、新型コロナウイルス世界起源解明研究(中国部分)の共同研究報告書を発表し、新型コロナウイルスが実験室から漏洩した可能性は「極めて低い」(Extremely Unlikely)と明記した。国際的に有名な医学専門家24人は7月5日に「ランセット」誌で、「新型コロナウイルスが中国の実験室から漏洩したという説を裏付ける科学的な証拠は今のところない。同業者による最近の評価・審査・研究は、新型コロナウイルスが自然界から進化したことを強く示している」と称した。米国、英国、豪州などの科学者は7月7日、研究データリポジトリ「Zenodo」でプレプリントを発表し、「新型コロナウイルスのすべての早期感染者と武漢ウイルス研究所との間の何らかの関係を示す証拠は今のところない」と指摘した。これを背景とし、米国はなぜ「ウイルス発生源は中国の実験室」という喧伝に執着し、「第2段階の起源解明」を打ち出したのだろうか。ウイルスの起源解明を政治利用しているのはいったい誰か。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月28日