外交部の華春瑩報道官は20日の定例記者会見で「現在、世界は依然としてコロナ禍の厳しい試練に直面しており、各国の団結と協力が切実に求められている。ワクチンはウイルスと戦う上で効果的な武器であり、生命を救う希望である。政治的なウイルスに汚染されてはならない。米側はウイルスの発生源についての政治的な操作や、感染症対策における国際協力の汚染を停止するべきだ」と述べました。
最近の報道によりますと、米政府高官はウイルスの発生源は中国にあるとする論調を宣伝するため、ワクチン支援などをカードに中国の周辺諸国に圧力をかけています。中国とその周辺諸国を分断し、米国の地域的主導権を守ることがねらいだとされています。
華報道官はまた、「ワクチンを脅迫の道具に使うことで各国を反中同盟に参加させるような行いは、非道徳的かつ無責任な、責められるべき行為だ」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年8月21日