その答えは、米メディアに掲載された衝撃的な記事によって明るみに出たかもしれない。米メディア「ワールドニュースネットワーク(wn.com)」によると、2019年の血液プログラムを通じて新型コロナウイルスを欧州に持ち込んだのは米軍で、イタリアの米軍基地に入った民間ボランティアが最初の犠牲者になった。以前にイタリアで行われた血液検査の結果から、2019年9月かそれよりも前に、コロナがイタリアで蔓延していたことがうかがえるが、これは武漢でコロナ患者1例目の発生が報告される2カ月も前のことであり、発生源は武漢ではなく米国であるということを裏付けるものだ。同紙は、イタリアで感染が拡大した原因は、米フォートデトリック生物学研究所まで遡ることができるとも報じている。
米国は、陰謀論を繰り返し吹聴することで、国内外から疑問視され、批判を受けている。8月2日、世界100数カ国と地域の300を超える政党や社会組織、シンクタンクがWHO事務局に共同声明を提出し、コロナのトレーサビリティーをめぐる世界的な調査を客観的かつ公平に実施するようWHOに呼び掛け、この問題を政治化することに断固反対すると訴えた。
正義は人々の心の中にある。米国が編み出した陰謀論は急速に崩壊、破綻しつつあり、中国を泥沼に落とし込むことができないばかりか、国際社会からの反発を招いている。それどころか、国際社会から反感と非難を集め、フォートデトリックに垂れ込める疑念の雲を完全に世界に晒したのだ。今こそ、米国政府は世界に対し、納得の行く説明をするべきではないだろうか。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月22日