外交部の華春瑩報道官は20日の定例記者会見で、「米国は、他国に軍事介入、内政干渉、武力行使をし、そして簡単に放棄するという誤った政策を深く反省しなければならない。この世界に対して負うべき責任について真剣に考えて、もうこれ以上、世界平和の破壊者や動乱の作り手になってはならない」と述べました。
報道によりますと、米コロンビア大学教授のジェフリー・サックス氏は先日発表した文章の中で、「米国の軍事介入政策は世界に深刻な結果をもたらした」と批判し、「米国の自省意識の欠如は驚くべきものだ」と指摘しました。同氏はまた、「米国のアフガニスタンでの失敗は、米国の政治文化の失敗であった。それは、軍事的手段による政治問題の解決や、CIAを通じた他国の安定破壊を行う米国の外交理念の失敗でもある」と示しています。
これについて華報道官はさらに、「米国は長きにわたって、強力な軍事力こそが世界規模の目標達成を実現させる主な要素だと考えてきた。そして、1945年以降、70あまりの国に800箇所を超える軍事基地を設立してきた。だが、強大な軍事的優位性を持つはずの米国は、外国への軍事介入においてことごとく失敗している。勝敗を決める真に重要な要素は軍事的優位性などではなく、人民であり、民心なのだ」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年8月21日