「人間と同じように、国家は危機の時に真の姿を現す」。米国の感染症対策の過程を記録している欧州の記者がこう記した。感染症との戦いのなかで、米国の政治的決定で人々の利益と資本の利益の重要性がひっくり返されたことは偶然ではない。米コラムニストのラナ・フォロハー氏は、「米国政府の政策的決定はここ数十年で、例外なく全体的に民間企業へ、なかでも大企業の利益偏重に向かい、国家と労働者の利益は軽視された。これが私たちの健康と経済に大きな損失をもたらしたことは、事実が証明している」と指摘した。
コロナというプリズムを通して、米国の政治体系が守ろうとしているのは資本の利益だということが明らかになった。米国政府が掲げる「民主・人権・平等」といった概念は、とっくに金銭によって遠くに追いやられ、幻の蜃気楼と化した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月22日