習近平国家主席は10日午前、米国のバイデン大統領の招きに応じて電話会談し、中米関係と双方が関心を寄せる関連問題について率直で、深く幅広い戦略的意思疎通と交流を行いました。
今回の電話会談は、この1カ月で習主席が外国の国家元首または政府首脳と行った11回目の電話会談です。また、今年、習主席がバイデン大統領の招きに応じて電話会談を行ったのは、今回が2回目です。
中米関係は世界で最も重要な二国間関係の一つです。習主席は席上、「中米はそれぞれ最大の発展途上国と最大の先進国であり、両国が互いの関係を適切に処理できるかどうかは、世界の前途と運命にかかわる。これは両国がしっかりと答えるべき『世紀の問い』だ。中米は一部の問題で見解が異なるが、互いに尊重し合い、平等に接することが重要だ」と述べました。
大国は大国らしくあるべきです。電話会談で習主席は「現在、国際社会は多くの共通の難題に直面している。中米は大局を示し、大きな責任を担い、前進することを堅持し、戦略的胆力と政治的気概を示し、中米関係をできるだけ早く安定した発展の正しい軌道に戻すようにして両国民と世界各国の人々により多くの恩恵をもたらすべきだ」との考えを示しました。
中米関係という解決しなければならない「世紀の問い」に対し、中国はすでに自らの「案」を提示しています。今後米国がどのように応えるのか、中国は静観しています。
「中国国際放送局日本語版」2021年9月11日