西側の「インド・太平洋地域」での中国対抗の「団結」も打ち破かれた。EUは先日、新たな地域戦略を公布し、米国主導の軍備競争ではなく、「多方面の接触」を主張した。イランが核不拡散条約をめぐり、軍事能力の核兵器化を突然決定すれば、米国はどう行動し、イスラエルはどう行動するか。彼らは怒りを爆発させ、武力を行使する可能性が高い。ジョンソン氏が最も得意とするのは、「石を持ち上げて逆に自分の足に落とす」ことである。米国の核不拡散問題における信頼度はすでに八方破れとなっている。米国は核爆弾の準備を40%拡大し、イギリス政府は核兵器を先に使用する可能性もある。ジョンソン氏の分裂性の不器用なやり方により、スコットランドに駐屯するイギリスの原子力潜水艦は帰る場所をなくし、彼はアデレードに移す可能性もある。
ジョンソン氏は、オーストラリア政府は自分の「グローバル・ブリテン」の幻想を強化し、インド洋・太平洋地域を重点とした貿易促進策を支持したと考えている。実際、彼の政策はイギリスの影響力と抑制力が弱く、実際の収穫がない地域の脆弱性に拍車をかけた。
イギリスのテリーザ・メイ前首相が言うように、イギリスは衝突に巻き込まれる可能性があるが、軍事と経済においてこのような衝突に対応する準備を全くしていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月25日