中共中央政治局は29日午後、中国におけるバイオセキュリティの強化について第33回集団学習を行った。習近平総書記は集団学習を主宰し、「バイオセキュリティは国民の生命と健康、国家の長期的安定、中華民族の永続的発展に関わり、国家の総合的安全保障の重要部分を成すものであり、世界の構造に影響を与え、再構築さえする重要な力でもある。新たな情勢の下でバイオセキュリティを強化することの重要性と緊急性を深く認識し、総合的国家安全保障観を貫徹し、バイオセキュリティ法を貫徹・実施し、発展と安全を統合的に計画し、人間本位、リスク防止、分類管理、協同・協力の原則に従い、国家のバイオセキュリティのリスク防止・抑制とガバナンスシステムの構築を強化し、国家のバイオセキュリティ・ガバナンス能力を高め、国家のバイオセキュリティ・バリアを堅牢に構築する必要がある」と強調した。新華社が伝えた。
習総書記は「国家のバイオセキュリティ・ガバナンスシステムを十全化し、戦略性と先見性ある研究計画を強化し、国家バイオセキュリティ戦略を十全化する必要がある。システマティックなガバナンスとチェーン全体にわたる予防・抑制を強化し、体系的思考、科学的施策、統合的計画を堅持し、ホールチェーン・ガバナンスをしっかりと行う必要がある。バイオセキュリティの重点リスク分野をしっかりと見据え、ボトムライン思考やリスク意識を強化する必要がある。バイオテクノロジーの革新と産業化応用の推進を加速し、バイオセキュリティ分野の科学技術の自立と自己強化を推進し、国家のバイオセキュリティ戦略の科学技術力を築き、バイオセキュリティに関する科学研究の難関攻略メカニズムを整備し、バイオテクノロジーの研究開発・応用を厳しく監督・管理し、生物学研究所の管理を強化し、科学研究プロジェクトの倫理審査と科学者への倫理教育を厳格化する必要がある。グローバルなバイオセキュリティ・ガバナンスに積極的に関与し、国際社会と手を携えて、厳しさを増すバイオセキュリティ分野の試練に対処し、バイオセキュリティに関する政策策定、リスク評価、緊急対応、情報共有、能力開発における二国間・多国間の協力や交流を強化する必要がある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年9月30日