王毅国務委員兼外交部長(外相)は9日、第2回「海洋協力とガバナンスフォーラム」の開会式にテレビ会議の形式で出席し、挨拶を述べた。新華社が伝えた。
王部長は挨拶で、「海洋は各国を互いに結びつける紐帯であり、世界の発展の重要なプラットフォームだ。近年、海洋安全保障分野の問題が次々に生じ、海洋生態環境が日増しに厳しくなり、海洋のグローバルガバナンスが様々な試練に直面しており、国際社会が団結・協力し、手を携えて対処する必要がある。人類は海洋によって別々の孤島や陣営へと分割されるのではなく、海洋を通じて緊密に団結し、海洋運命共同体を共に構築するべきだ」と表明。(1)多国間主義を堅持し、海洋秩序を共に維持する(2)対話と協議を堅持し、海洋の平和を共に促進する(3)開放・包摂を堅持し、海洋協力を共に深める(4)グリーン発展を堅持し、海洋環境を共に保護する必要性を指摘した。
王部長はさらに、「中国側は、一部の国が海洋覇権維持の目的から、海上で武力を誇示し、徒党を組み、他国の正当で合法的な権益を侵害し続けていることに反対する」と述べた。
今回のフォーラムは中国・東南アジア南中国海研究センター、中国南中国海研究院、中国海洋発展基金会が共催し、30数ヶ国の政界要人、高官、専門家、学者、中国駐在の外交官、国内外のメディア代表がオンラインやオフラインで参加した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年11月10日