開会後に開催された各国首脳級会合で、気候変動と世界経済の回復に向けどう対応するかという課題に対し、中国は多国間のコンセンサスを守り、実践的な行動に焦点を当て、グリーン・トランスフォーメーション(GX)を加速するという三つの提案を行い、国際社会から高い評価を得た。
会期中、中国は常に建設的な姿勢で関係各方と積極的に意思疎通を図り、協議を重ねた。中国と米国が気候変動に関する共同声明を出したことは、会議を成功に導くための足固めとなり、各方が力を合わせて気候変動へ対応するという自信を効果的に押し上げたほか、会議のプロセスを積極的かつ建設的に推進して、各方の相違点を解決し、共通の立場を拡大することに弾みをつけることとなった。
中国代表団は、国連や国連気候変動枠組条約事務局、議長国・英国、各締約国と緊密に協議し、立場を調整するよう積極的に動き、国連気候変動枠組条約とパリ協定に定められた「共通だが差異ある責任」の原則や発展途上国の権益を守るため、前向きで建設的な役割を果たし、会議の成功に独自の貢献をした。
中国代表団の団長を務める生態環境部の趙英民副部長は、会議閉幕後に 「この会議で採択された合意文書、中でもパリ協定のルールブックについての合意は、多国間主義を堅持し、パリ協定の実施に焦点を当てる上で大きな意義があり、気候変動に対する世界的な対応に新たな道を開くものだ。中国は地球規模の生態文明の構築における参加者、貢献者、リーダーとして、今後とも環境にやさしい低炭素型の質の高い発展への道を揺るぐことなくしっかりと歩み、地球規模の気候変動への対応に貢献していくだろう」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月20日