外交部の趙立堅報道官は19日の定例記者会見で18日に開催された「国連総会第2758号決議の重大な意義」をテーマとした国際シンポジウムを紹介しました。それによりますと、中国と外国の専門家らは、国連総会第2758号決議が中華人民共和国政府が台湾を含む全中国を代表する唯一の合法的な政府であるという認識で一致しました。これについて趙報道官は、「『一つの中国』原則は第2758号決議で確認された国際関係の基本的な準則で、国際社会が広く認められており、挑戦できないものだ」と指摘しました。
趙報道官はまた、米国と台湾当局が国連総会第2758号決議を曲解し、いわゆる「国連における台湾の代表権問題」を散布し、国際社会が解決した問題を挑発しようとしているとして、世界各国が達した共通認識に違反していると非難しました。そのうえで、「台湾は中国の一部であり、両岸が一つの中国に属した歴史や両岸の法理的な事実はいかなる人、またいかなる勢力も変えることはできない。世界で180カ国が『一つの中国』原則を認め、支持する大局において、中国が必ず統一されるという勢いの中で、個別勢力の政治的な引っかき回しや陰険な陰謀は必ず恥ずべき失敗を招くに違いない」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月20日