外交部の趙立堅報道官は3日の定例記者会見で、「中国は世界で最も多く新型コロナウイルス用ワクチンを提供している国だ。これまで世界に18億5000万回分以上の新型コロナウイルス用ワクチンを提供した」と述べました。
国連事務総長の報道官は最近になり、「現在に至るまで、低所得国家はいずれも、人口の40%以上が新型コロナウイルス用ワクチンの接種を受ける目標を達成していない。世界人口の40%以上がワクチン接種を受けるという国連の目標も予定通りには達成できないだろう」と懸念を示す発言をしました。
趙報道官は同発言に関連して、「ワクチンは新型コロナウイルスと戦う最強の手段として、全世界の公共財として、世界中の人々にその恩恵を最大限にもたらすべきだ」と、中国側の主張を重ねて表明しました。
さらに、「中国は口にしたことを実現させる。中国はこれまでに120以上の国と国際組織に18億5000万回分強のワクチンを提供してきた。今後も可能な限り世界中の国々、とりわけ発展途上国により安全で有効なワクチンを提供し、全世界範囲でのワクチンの公平な配分と利用のために最善を尽くしていく」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月4日