中国外交部は5日、オフィシャルサイトで「米国民主情況」報告を発表しました。
この報告書は計1万5000字で、序言と結語のほか、「民主とは何か」「米国民主の異化と三重の弊害」という2つの部分からなっています。
報告書は、「民主とは全人類の共通の価値で、各国人民の権利でもあり、特定国家の特許ではない」と指摘したうえで、民主の実現のあり方はさまざまで、単一の標準をもって世界の政治制度を一律的に評価してはならず、単調な見方で人類が持つ多彩な政治文明を見てはならないとして、「このようなやり方はそれ自体が民主的ではない。一国の政治制度はその国の国民によって決められるべきだ」と主張しています。
報告書はまた、「救うのが困難な制度上の慢性的問題」「民主の実践は混乱している」「“民主の輸出”がもたらした報い」という3つの方面から、米国民主の異化およびその弊害について分析しています。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月5日