駐EU中国使節団の張明団長は7日、新型コロナの苦労と紆余曲折を経て、中国と欧州は「手を放す」のではなく「手をつなぎ」、「壁を築き橋を壊す」のではなく「壁を壊し橋を築き」、多国間貿易体制のコアバリューと基本原則をともに維持・堅持する必要があると述べた。
「2021中欧企業家年末オンライン対話」が7日に開かれた。活動はEU中国商会とEU中国貿易協会が共催し、中国と欧州の企業、商業協会、機関、メディアから100人以上が参加した。第1回「中欧企業家年末オンライン対話」は昨年開かれた。
張明氏は主旨演説で以下のように述べた。中国は多くの企業の世界最重要市場であり、昨年のEUの在中国企業の利益と売上高は共に最高を記録した。欧州市場の繁栄と開放も多くの中国企業の欧州での事業展開を促した。中国と欧州は互いに発展のチャンスであり、協力は世界経済の回復を推し進める。
中欧双方は多国間貿易体制のコアバリューと基本原則をともに維持・堅持し、貿易と投資の自由化・利便化を促進し、世界経済ガバナンスを整備し、開放型の世界経済の建設を推し進める必要がある。
EU中国商会の徐海峰会長は、中欧企業家対話は中欧の交流を促進すると話した。EU中国商会の報告によると、サプライチェーンと双方市場の粘り強さにより、昨年、在欧州中国企業は情勢に逆らった成長を実現し、中国企業は中欧経済貿易協力の先行きを期待している。
EU中国貿易協会のハクマ会長は、調査によると、欧州企業は中国市場での発展を固めており、欧州・中国貿易の未来には幅広い潜在力と協力余地があると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月9日