外交部の馬朝旭副部長は10日午前、ニカラグア政府代表のラウレアーノ・オルトガ氏と天津市で会談し、「中華人民共和国とニカラグア共和国の国交回復に関する共同声明」に署名し、共同記者会見を開きました。
馬副部長は「ニカラグア共和国政府は一つの中国の原則を厳守するという政治的決断を下して、いかなる前提も設けずに中国と国交を回復した。国交回復後、中国はニカラグアと相互尊重、平等互恵の基本の下で、各分野の協力を発展させ、両国関係が絶えず前進し発展することを推進し、両国と両国人民に幸福をもたらすことを望む。中国は新型コロナウイルス感染症対策でニカラグアを支持し、経済や民生、社会、インフラ建設、貿易、投資などの分野で幅広く協力することを積極的に推進していく」との方針を示しました。
一方で、オルトガ氏は「今日は歴史的な意義を持つ日だ。中華人民共和国との国交回復はニカラグア人民の根本的な願いと利益に完全に合致している。われわれは習近平主席が提唱した人類運命共同体を構築するという理念を高く称賛し、『一帯一路』イニシアチブの建設に積極的に参加すると同時に、中国と政治、経済、社会、人文など広範な分野で協力し、中国とラテンアメリカ諸国との関係や南南協力の促進のために積極的な役割を果たしていきたい」との姿勢を表明しました。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月11日