外交部(外務省)の汪文斌報道官は1日の定例記者会見で、ウクライナ問題における中国の立場についての質問に対し、「中国は一貫して、共通、総合、協調的で、持続可能な安全保障という考えを提唱し、一国の安全が他国の安全を損なうことを代償にすることがあってはならず、ましてや地域の安全を軍事ブロックの強化さらには拡大によって保障することはできないと考えている。冷戦思考は完全に捨て去るべきであり、各国の安全保障上の合理的懸念は尊重されるべきだ。NATOの5回続けての東への拡大という状況において、ロシアの安全保障上の正当な訴えは、重視され、適切に解決されるべきだ」と指摘。
「ウクライナ問題における中国の立場は一貫している。我々はウクライナ問題において私利はなく、これまでずっとウクライナ問題自体の理非曲直に基づき、中国の立場を決定してきた」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年3月2日