深刻な米国の人権状況は2021年に一層悪化した。中国が2月28日に発表した「米国人権侵害報告書2021」は、米国の人権侵害の事実について次のように指摘している。
米ジョンズ・ホプキンス大学の統計では、2022年2月末までに米国の新型コロナウイルスの感染者数は累計7800万人、死者数は累計94万人を超え、2021年の死者数は2020年を大きく上回った。南カリフォルニア大学とプリンストン大学の研究によると、新型コロナウイルスは米国人の平均寿命を1.13歳押し下げた。これは第2次世界大戦以降、最大の下げ幅だ。下げ幅はアフリカ系で2.1歳、ヒスパニックで3.05歳だったのに対し、白人は0.68歳だった。米国政府の非科学的で不平等かつ消極的な新型コロナ対策が、米国民の生命権と健康権を深刻に損なったのだ。
世界最先端の医療設備・技術を持つ米国は、新型コロナウイルスの感染者数と死者数が世界で最も多い国となった。米国政府は対策を考えず、行動を取らなかったばかりか、「ウイルスの起源解明」について騒ぎ立て、責任転嫁に熱中し、政治工作に力を入れたのだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年3月2日