報道によりますと、米国国務省のプライス報道官は、ロシアがウクライナのインフラを攻撃し民間人の死傷者が出ていることに米側は懸念を示しているが、中国側は一貫して立場を明確にしていないと述べました。
中国外交部の趙立堅報道官は18日の定例記者会見で、米国側が中国はウクライナ民間人の死傷者に懸念を表明していないと論じたことについて、「ウクライナ問題について、中国側の公正な立場と建設的な努力は誰の目にも明らかだ。中国がウクライナに提供しているのは、食料品や乳幼児用粉ミルク、寝袋、布団、防湿マットなど、喫緊に必要な人道主義に基づく物資だが、米国は殺傷力のある兵器を提供した」と指摘しました。
趙報道官はまた、「中国側はウクライナ問題について客観的で公正な立場を一貫して取っている。衝突発生以来、中国側は和平交渉の促進に力を入れ、民間人の死傷を避けるよう尽力するよう実際の行動をもって呼びかけてきた」と説明しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年3月19日