BRICSワクチン研究開発センターが22日、オンラインで始動した。5カ国はワクチン共同研究開発及び試験、工場共同建設、ライセンス生産、標準相互承認などの面で交流と協力を掘り下げる。これはBRICSが公衆衛生協力及びワクチンの研究開発協力の強化に向け、またしっかり一歩踏み出したことを意味する。
中国科学技術部の王志剛部長は同日開かれたBRICSワクチン研究開発センターオンライン始動式並びにワクチン協力シンポジウムの席上、「BRICSは新興市場及び開発途上国の共同自強のモデル、グローバルガバナンス推進の重要な力だ。我々はBRICSワクチン研究開発センターの始動を契機とし、交流と協力を掘り下げ、感染症と戦う『BRICSの防御ライン』をしっかり構築し、共同感染対策を促す『BRICSの責任』を示す」と表明した。
始動式の席上、BRICSワクチン研究開発センターの5カ国の国別センターが共同で、「ワクチン協力の強化、感染対策防御ラインの共同構築」イニシアチブを発表した。ワクチンを世界の公共財とし公平かつ合理的に分配し、ワクチンの開発途上国での安価な普及を保証するとした。また共同研究開発を強化し、BRICSの感染症予防・抑制能力及び公衆衛生事件に対応する能力を高めるとした。同イニシアチブは特に開放性を強調し、より多くのパートナーの加入を歓迎した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月23日