中国の李松軍縮大使が率いる代表団は現地時間4日、「生物兵器禁止条約」第9回審議大会第2回準備会議に臨みました。李大使は会議で、「米国は締結国として、生物兵器禁止条約の各義務を確実に履行する模範になるべきだ。(米国が)例外であってはならない」と述べました。
李軍縮大使は、「ロシアは最近、米国がウクライナで展開している生物軍事活動に関する文書を公表し、国際社会から広く注目を集めた。米国は世界で最も生物関連の軍事活動が多い国であり、条約による査察メカニズムの確立に反対している唯一の国だ。国際社会が疑念を抱くのは完全に情理にかなっている」と指摘しました。
李軍縮大使はまた、「中国は一貫して生物兵器を含むすべての大量破壊兵器の全面禁止と徹底的な廃棄を主張してきた。いかなる国であれ、いかなる状況であれ、生物兵器を研究開発、保有、使用することに断固反対する。我々は、『生物兵器禁止条約』や国連などの枠組みの下で、ロシア側が公開した文書について国際社会による評価が行われることを歓迎する。と同時に、米国による疑念解消のための説明にも、公平かつ公正に耳を傾ける」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年4月5日