王毅国務委員兼外交部長(外相)は7日、フランスのボヌ大統領外交顧問と電話会談を行った際、ペロシ米下院議長が台湾地区を訪問するとの報道について、中国側の厳正な立場を表明した。新華社が伝えた。
王部長は「現在、国際情勢の動揺が激化している。米国はウクライナ問題では主権と領土的一体性の尊重を強調しているが、台湾地区問題では『一つの中国』のレッドラインを公然と踏みにじっている。これは露骨なダブルスタンダードだ。一国の政界の要人である米下院議長が、確信犯的に台湾地区を訪問するのなら、それは中国の主権に対する悪意ある挑発であり、中国の内政に対する粗暴な干渉であり、極めて危険な政治的メッセージを対外発信することになる。もし米側が独断専行するのなら、中国側は必ずや断固たる対応を取る。その重大な結果の全てを米側が負うことになる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年4月8日