王毅国務委員兼外交部長(外相)は23日、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)第78回年次総会の開会式に広州でテレビ会議の形式で出席し、スピーチを行った。新華社が伝えた。
王部長は「75年前、中国の上海でESCAPが発足した。75年後の今日、アジア太平洋は再び歴史の岐路に立っている。アジア太平洋の平和と繁栄は、この地域の運命だけでなく、世界の未来にもかかわる。歴史を鑑として、鋭意進取に励み、手を携えてアジア太平洋運命共同体を構築し、アジア太平洋協力の新たな輝きを再び創造する必要がある」として、以下の必要性を挙げた。
(1)平和と安定を揺るぎなく維持し、国連憲章の趣旨と原則の維持を堅持し、アジア太平洋地域に軍事ブロックと陣営対立を持ち込むいかなる企ても旗幟を鮮明にして拒絶する。
(2)一致協力して経済発展を促進し、アジア太平洋自由貿易圏の構築を推進し、開かれたアジア太平洋経済と世界経済を構築し、世界経済の回復と成長にさらに多くの「アジア太平洋のチャンス」をもたらす。
(3)強みによる相互補完を通じて協力・ウィンウィンを実現し、発展戦略の連携を強化し、実務協力を深め、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実行にアジア太平洋として貢献する。
王部長は「中国は引き続きアジア太平洋に立脚し、アジア太平洋に幸福をもたらし、実際の行動によってアジア太平洋の長期安定・平和と持続可能な発展にさらに貢献していく。中国は断固としてアジア太平洋の平和を守り、アジア太平洋の発展を促進し、アジア太平洋協力に参加し、ESCAPの活動を支持し、ESCAPが地域の発展促進にさらなる役割を発揮することを支持していく」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月24日