中国国防部(省)の26日の定例記者会見で、呉謙報道官が日本の台湾地区関連の言動に関する質問に答えた。
【記者】日本メディアによると、日本の2022年版「防衛白書」の素案がこのほど判明した。素案は、日本にとって台湾海峡情勢の安定は安全保障上極めて重要であり、台湾海峡を注視し続けていくとした。別の報道によると、自民党青年局代表団がこのほど台湾を訪問し、ある議員は、過去にはなかった数の中国大陸の軍用機が台湾の「防空識別圏」に進入しているが、日本にとって台湾は重要な友人であり、自分の事として受けて止めていると述べた。この事について、中国側としてコメントは。
【呉報道官】台湾地区問題は完全に中国の内政であり、日本側の口出しや干渉は許さない。日本がかつて侵略と拡張によって台湾地区を強奪し、50年間にわたり植民地支配し、台湾同胞に甚大な惨禍をもたらしたことは、周知の通りだ。日本には台湾地区問題についてあれこれ言う資格は全くない。
歴史的・現実的原因から、国際社会は日本側の軍事・安全保障面の動きを強く注視し続けている。我々は日本側に対して、歴史の教訓を深く汲み取り、実際の行動によってアジア近隣諸国の信頼を得るよう要求する。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月27日