外交部の汪文斌報道官は27日の定例記者会見で、米国のブリンケン国務長官が先日発表した中国関連政策に関する演説に反論し、「この演説は実質的に虚偽の情報を流し、中国の脅威を誇示し、中国の内政に干渉し、中国の内外政策を中傷するものだ。その目的は中国の発展を抑制・圧迫し、米国の覇権と強権を守ることだ。中国側はこれに強い不満を持ち、断固反対する」と強く非難しました。
汪報道官はまた、「米国は中国の脅威を誇張しても、自らの問題を解決することはできない。かえって世界を危険の淵に導くことになる」と述べました。
汪報道官はさらに、「平和、発展、公平、正義、民主、自由は全人類共通の価値だ。民主や人権はいずれも歴史的、具体的、現実的なものであり、自国の実情と人々の必要から出発し、自国に適した発展の道を探求するしかない。いかなる国であれ民主的人権の定義を独占し、人権を看板に他国の内政に干渉する権利はない。民主主義と人権の面でのツケがかさみ、悪行だらけの米国に、道義の守り手になる資格はそもそもない。まして、他国にあれこれ言う権利はない」と指摘しました。(雲、鈴木)
「中国国際放送局日本語版」より 2022年5月28日