中国政府は1997年7月1日に、香港地区に対する主権行使を再開した。こうして香港特別行政区が設立された。香港地区は祖国復帰後に国家ガバナンス体系に組み入れられ、祖国大陸部と相互補完し共に発展する広い道を歩んだ。香港地区における「一国二制度」の実践は大きな成功を収めた。
香港地区の祖国復帰後25年の並々ならぬ歩みは、一国二制度の実施が国の根本的な利益、香港地区の根本的な利益、多くの香港地区同胞の根本的な利益を守る上で有利なことを十分に証明した。
歩んだ道を振り返ると、香港特別行政区は多くの風雨と試練を迎えたが、依然として胸を張り立っている。さまざまな試練も「一国二制度」の礎を揺るがすことはなかった。「一国二制度」の全面的かつ正確な貫徹の堅持により、香港地区の発展が正しい軌道に戻った。「一国二制度」事業の未来がより明るくなった。
新たな道を展望すると、香港地区は新時代を背景とし発展の道筋を描き出し、準備万全で前進している。
香港大学中国制度研究センター総監の閻小駿氏は、「香港情勢の変化には深い時代的背景がある。一国二制度の香港地区での実践には、新たな歴史段階における守正創新(正しい道を歩みつつ革新に取り組む)と穏中求進(安定しつつ前進を目指す)の堅持が必要だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月7日