国防部(省)の譚克非報道官は10日、台湾島周辺海空域で中国人民解放軍が実施した合同軍事行動について記者の質問に答えた。
【記者】台湾メディアは、「ペロシ米下院議長が台湾を訪問した後、解放軍は台湾島周辺海空域で『台湾を封鎖する』高強度の実弾演習を実施し、いくつかのミサイルは台湾島上空を越えた。これは始まりに過ぎず、狭められた台湾の戦略的空間を回復することはできないだろう」と報じた。これについて、コメントは。
【譚報道官】中国人民解放軍が最近、台湾島周辺海空域で実施した一連の対抗措置は、「台湾独立」分裂勢力の外部勢力との結託及び挑発に対する厳正な威嚇であり、国家主権及び領土的一体性を守るための正当かつ必要な行動である。これらの演習・訓練行動は、公開され、透明で、かつプロフェッショナルなものであり、国内法、国際法、国際的慣例に沿ったものだ。ペロシ米下院議長は中国の台湾地区への訪問を独断専行し、中国の核心的利益に対し公然に挑戦し、これを損ない、台湾海峡の平和と安定を深刻に損なった。蔡英文氏及び民進党当局は外国の助けを借りて自らの地位を高め、「独立」を謀る挑発を行い、台湾地区の人々の安危を顧みず、台湾地区を災禍の深淵へと追いやった。
両岸の統一という歴史的過程を阻むことはできず、台湾問題解決の時勢は常に祖国統一を推進する勢力の側にある。台湾地区の人々の幸福のために、我々は最大限の誠意をもって、最大限の努力を尽くして平和的統一の将来を勝ち取るべく努力するが、いかなる形の「台湾独立」分裂行為及び外部勢力の干渉に対しても、中国人民解放軍は断じていかなる余地も残さない。「台湾独立」分裂勢力は、自党の利益、自らの利益のために、民族の大義を顧みず、時代の潮流に逆行しており、自ら滅亡を招く後戻りのできない道を歩む定めにある。現在、両岸関係は再び二つの未来への選択を迫られている。どちらの道を選ぶのか、台湾当局は正しい選択をしなければならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年8月11日