ペロシ米下院議長はこのほどインタビューで、「数か月前の米議会議員の台湾訪問では大した影響がなかったのに、今回の台湾訪問がなぜここまで中国側の高い関心を引き起こすのか理解できない。米国は、中国側による台湾の孤立を許さない」と発言したと報じられています。
外交部の汪文斌報道官は10日に行われた定例記者会見で、ペロシ米下院議長の台湾地区に関する発言を批判し、「ペロシ米下院議長は米国のナンバー3の政治家であり、米軍機に乗って台湾に入り、台湾訪問中も米国を代表する公式訪問だと口にした。台湾地区の民進党も、ペロシ氏の台湾訪問は中国台湾と米国の関係における重大な突破だと宣伝した。これらはいずれもペロシ氏の台湾訪問が、米国と中国台湾の交流をさらに強化するという重大な政治的挑発であることを示している」と指摘しました。
汪文斌報道官はまた、「中国の主権を侵害し、中国の内政に干渉する米国側の深刻な挑発行為に対して、米国側が一度それを行えば、中国側は必ず一度断固たる闘争を行う。中国の主権と領土保全を踏みにじり、侵害するいかなる企みも決して許さない」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年8月11日