米国のペロシ下院議長は、中国側の断固とした反対と度重なる申し入れを無視し、米政府の容認と手配により、公然と中国の台湾地区を訪問した。この道理に逆らった行動は、中国の主権を深刻に侵害し、中国の内政を著しく干渉、米国側の約束に大きく反し、台湾海峡の平和と安定に重大な危害を及ぼすものだ。こについて多くの専門家が取材に応じ、次のように指摘した。米国側は台湾問題で誤った言動を繰り返し、『台湾カード』を切って中国の完全な統一と中華民族の復興を妨害しようと企てているが、この企みは必ずや失敗する運命にある。
「米国側のあらゆる政策の原点は、自国の利益を守ることにある。その一貫した外交活動は他国を犠牲にして自国を満足させることであり、それは様々な事実によって明らかにされている」。中国社会科学院台湾研究所政治研究室の曽潤梅主任は、「民進党は『台湾独立』という幻想を実現するため、『倚美謀独』(米国に頼り独立を謀る)という神話に囚われ、米国の強欲で身勝手な反中政治家に台湾の運命を賭けていると指摘する。このようなやり方は極めて無責任で、非常に危険だ。
「台湾問題は中国の核心的利益に関わる問題であり、妥協や譲歩の余地はない。中国は米国が『台湾カード』を切って国内政治と政治家の私欲に奉仕するのを座視しない」。 厦門(アモイ)大学台湾研究所所長の李鵬氏は、「米国側がいかに『台湾独立』を支持・容認しても、結局は水の泡になると指摘する。台湾問題で挑発して中国の発展を遅らせようとしても徒労に終わる。米国側は『台湾カード』を切って『以台制華』(台湾を利用して中国を牽制する)行為を停止すべきで、誤った危険な道を突き進んではならない」と指摘する。
北京連合大学台湾研究所の朱松齢教授は、米国と台湾の結託と挑発が加速している背景には、「台湾を利用して中国を牽制する」という下心と「米国に頼り独立を謀る」という打算があると指摘する。民進党当局は米国の反中勢力の「駒」に甘んじ、勝手に挑発的に「独立」を謀っているが、完全に情勢判断を誤った誤算であり、台湾を災いの淵に追い込み、多くの台湾同胞に大きな不幸をもたらすだけだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月14日