今年に入ってから、資本市場の制度面での双方向開放が持続的に推進され、滬深港通のメカニズムが一段と改善された。7月4日には、中国本土と香港地区の株式相互取引メカニズムを通じてETFの相互取引が始まった。「先般ETFを相互取引の対象に追加するなど制度整備を強力に進めたうえで、今回のカレンダー見直しを実施したことは、国内外のより多くの投資家が滬深港通を通じて両市場への投資を支援し、クロスボーダー人民元資金の双方向の流通チャネルを拡大、香港がより深みのある国際金融センターになるよう後押しするものだ」。HSBC中国証券サービス部の鍾詠苓ディレクターはこう指摘した。
同氏はまた、「滬深港通の取引カレンダーの見直しにより、資本市場制度は一段と強固になり、市場の活力が増し、海外投資家の中国資本市場発展への期待に積極的に応えることができる。これにより海外投資家の中国資本市場への理解が深まり、より多くの投資家が参入、ひいては中国資本市場に深く参画することになる」と語る。
香港取引所のニコラス・アグジンCEOは、「滬深港通の取引カレンダーの見直しは、株式相互取引を通じた市場間の投資の利便性を向上させ、香港及び海外投資家の中国本土市場への投資を容易にすると同時に、本土投資家により多くの香港株取引に参加する機会を提供する」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月27日