合同演習「ボストーク2022」が31日午前、ロシア・ウスリースクの訓練場で開幕した。中国、アルジェリア、インド、ベラルーシ、タジキスタン、モンゴルなどが演習に部隊を派遣。ロシア国防省のイェブクロフ次官が開幕式で演習開始を宣言した。その後、各国の部隊の指揮官が挨拶し、分列式を行った。
中国側合同戦役指揮部の発表によると、今回の演習は各国の軍隊間の実務的友好協力を掘り下げ、各国の戦略的連携水準を高め、各種安全脅威に共に対応する能力を高めることを目的とする。演習は兵力集結、合同戦役計画、合同戦役実施、兵力撤収の4段階に分かれる。各国の軍隊がミサイル部隊と合同戦役指揮機関を結成する。中国側の参加部隊は主に北部戦区所属の陸軍、海軍、空軍部隊でつくられる。参加する兵力は2000人超、各種車両(装備)は300台超、固定翼機とヘリコプターは21機、艦艇は3隻。中国の参加兵力は過去十数日内に、機械化行軍、鉄道輸送、海上機動、空輸により越境移動任務を順調に実施した。
ロシア軍4大戦略方向演習の一つである「ボストーク」は、ロシア軍の演習の中で重要な地位を占めている。「ボストーク2022」はロシア東部軍管区の各訓練場と関連海域で行われ、今月7日まで続く。参加兵力は5万人を超え、5000超の武器装備が使用される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月1日