外交部(外務省)の趙立堅報道官は22日の定例記者会見で、「グローバル発展イニシアティブ(GDI)フレンズグループ」の閣僚級会合について説明した。
趙報道官は「『GDIフレンズグループ』の閣僚級会合には、グテーレス国連事務総長がビデオメッセージを寄せ、10近くの国際組織の責任者と40ヶ国近くの外相を含む60ヶ国のハイレベル代表が出席した。今回の会合は、今年の国連総会の会期中における極めて重要な会合となった」と述べ、以下のようなプラスの成果を挙げたと説明した。
(1)GDI協力という国際的コンセンサスを揺るぎないものにした。各方面は引き続きGDI協力に深く関与し、GDIと国際組織、地域、各国の発展戦略との連携を強化し、力を結集していく。
(2)GDI推進の道筋を明確にした。つまり「中心を押さえ、プロジェクトが先導し、各方面が参加し、投資を拡大し、全面的に推進し、重点を際立たせる」ことだ。「中心を押さえる」とは、2030アジェンダの中心的課題をしっかりと押さえるということだ。「プロジェクトが先導する」とは、政策対話、経験共有、キャパシティ・ビルディング、実務協力を推進するということだ。「各方面が参加する」とは、国連を重要な協力パートナーとし、「GDIフレンズグループ」参加国を主体とし、協力の見本を築き、各方面の参加につなげるということだ。「投資を拡大する」とは、「グローバル発展と南南協力基金」「中国ー国連平和・発展基金」を活用し、さらに多くの資源を集めるということだ。「全面的に推進する」とは、GDIの8大重点分野の協力を強化することで、2030アジェンダの全17項目の持続可能な開発目標(SDGs)の実行に全面的に貢献するということだ。「重点を際立たせる」とは、全面的に推進すると同時に、食糧・エネルギー安全保障といった現在の差し迫った課題に焦点を合わせるということだ。
(3)中国が7項目の実務的措置を打ち出した。これはGDI第1期プジェクト・ライブラリーの発表、食糧安全保障、クリーンエネルギー、税関協力を推進するための具体的行動の表明、世界デジタル協力アライアンスの設立発起、「プラスチックの代替としての竹の世界行動計画」の策定開始、中国の「持続可能な発展科学衛星1号」データの世界への開放・共有の発表、持続可能な開発に関する6セットのデータ製品の国連への提供だ。これらの措置は、GDI推進への中国の揺るぎない決意と具体的行動を示すものであり、非常に歓迎された。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月23日