王毅国務委員兼外交部長(外相)は9月20日、ニューヨークで「グローバル発展イニシアティブ(GDI)フレンズグループ」の閣僚級会合を開いた。
国際民間貧困削減協力ネットワークを設立後にすでに17ヶ国・地域の関係機関が第1陣として参加し、40近くの国や地域の150機関と共同で世界職業技術教育発展アライアンスを設立し、中国・太平洋島嶼国気候変動対策協力センターを設立し、13ヶ国と新型コロナウイルスワクチンの共同生産を実施するなど、中国は各国と連携してグローバル発展イニシアティブ(GDI)を実行に移し、次々と早期の成果を得て、厳しい試練に直面する世界の発展事業に鍵となる原動力を与え続けている。(人民日報コラム「和音」掲載)
発展は人類社会の永遠のテーマであり、人々の幸福を実現するうえでの鍵を握る。世界最大の発展途上国である中国は常に発展を最大の重要任務とし、期限内に貧困脱却の難関攻略を成し遂げ、小康(ややゆとりのある)社会を全面的に完成し、世界の発展事業に重要な貢献を果たしてきた。中国は人類運命共同体の理念を堅持し、常に自らの発展を人類の発展という座標系の中で捉え、常に中国国民の利益を各国の人々の共通利益と結び付け、絶えず各国と互恵協力を拡大し、共同発展・繁栄の実現を推進してきた。
世界の発展事業の重要な時期にあたり、中国はGDIを打ち出し、グローバル発展共同体の構築を目標に、発展優先、人々を中心とするなどの理念を堅持し、貧困削減、食糧安全保障、新型コロナとの闘いとワクチン、発展のための資金調達、気候変動とグリーン発展、工業化、デジタル経済、デジタル時代のコネクティビティなどの分野での協力を重点的に推進し、発展をグローバル・マクロ政策の枠組みの突出した位置に据え、より平等で均衡の取れたグローバル発展パートナーシップを構築し、多国間発展協力プロセスの推進による効果の増大を推進し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実行を加速することを提唱して、常に世界の発展への貢献者であり続けるという大国としての責任感を存分に示した。GDIは世界の発展を均衡の取れた、協調的かつ包摂的な新たな段階へと共同で後押しするために設けた協力のプラットフォームであり、実行可能な道を指し示し、100余りの国と国連を含む複数の国際組織が呼応し、支持し、60ヶ国余りが「GDIフレンズグループ」に参加している。
中国は先般、ニューヨークで「GDIフレンズグループ」閣僚級会合を開催し、国連の開発関連機関との戦略的連携を強化し、「GDIフレンズグループ」参加各国と共に、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実行のために、貧困削減、食糧安全保障、工業化などの分野における50項目の実務協力及び1000項目の重点分野のキャパシティ・ビルディングを含む、7つの行動を新たに起こす意向を表明した。中国はGDIの実行を非常に重視し、各国のGDIへの確信を大きく高めた。中国はGDIの提唱者であり、それ以上に責任ある実行者でもあり、GDIは知恵を集め、力を結集し、行動を重んじ、世界の発展事業を新たな段階へと力強く押し上げるものであるというのが、国際社会の認識だ。
中国は、発展の促進という国際的な共通認識を共同で形成し、発展に有利な国際環境を共同で築き、世界の発展の新たな原動力を共同で育成し、グローバル発展パートナーシップを共同で構築して、発展の成果の恩恵がより公平に各国、各個人に行き渡るよう常に尽力している。中国は「中国・国連平和と発展基金」を設立するとともに、資金投入を強化し、南南協力援助基金を「グローバル発展・南南協力基金」へと格上げし、160余りの国と国際組織に様々な援助を行うことを宣言した。中国の行動は世界の発展を力強く後押しし、人類の素晴らしい未来を共に創造するための重要な自信と力を与えている。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年10月12日