3月3日は耳の愛護デーだ。中国は予防から機能回復指導にいたるケアを強化し、一層多くの聴覚障害者が音のある世界を取り戻すのを支援している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
教育や民政、労働保障、医療衛生といった国家の8部・委員会が昨年共同で全国聴力障害予防・機能回復計画を発表したのに続き、科学技術部は今年「マルチチャンネル式人工内耳の国産化研究開発及び補助設備開発」を「第11次五カ年計画(2006~10年)」の国家科学技術サポート計画の重点プロジェクトに取り入れた。プロジェクトは入札公募中で、国家が1千万元以上を支出する。
2006年の第2回全国身体障害者サンプル調査によると、全国で聴覚に障害を持つ人は2780万人。先天性の深刻な聴力障害を持ち、最先端の補聴器を使っても正常な聴力の回復が見込めない新生児は毎年2~3万人に達している。
「人民網日本語版」2008年3月3日