

|
澳門 |
||
総じて、祖国に復帰してからの一年、澳門の発展状況は良好な勢いを維持し、社会全体が団結、調和、隆盛の様相を呈し、澳門住民は「一国二制度」と澳門の将来に対してさらに自信を深めている。 二〇〇〇年十二月二十日、澳門文化センターで開催された澳門特別行政区成立一周年祝賀式典に出席した江沢民国家主席は、次のように述べた。 「澳門がかずかずの変転を経たすえに祖国の懐に帰ってきたことは、中国人民の長期にわたる困難にみちた闘争と努力奮闘の結果であり、ケ小平氏の提起した「平和統一、一国二制度」という偉大な思想の勝利である。祖国復帰一年来、何厚カ氏をはじめとする特別行政区政府は実務に励み、進取の精神で、広範な住民を導き、さまざまな困難を克服して、人を勇気づける多くの新しい気運を澳門にもたらした。「一国二制度」、「澳門人による澳門管理」、高度の自治の方針は完全に正しく、澳門の人は澳門を立派に管理する能力を完全にもっていることを、事実が力強く証明している」。 澳門特別行政区の何厚カ行政長官は、次のように述べた。 「『一国二制度』、『澳門人による澳門管理』、高度の自治は、澳門特別行政区で順調に初歩的な試練を経て、著しい成果をあげた。この一年、中央政府と大陸部各部門は、『一国二制度』の方針を全面的に貫徹し、澳門自治の範囲内における実務に対して一切干渉しなかったばかりか、澳門の安定と発展を積極的に支援した。復帰以来、特別行政区政府は基本法の規定に厳格に基づき、施政を行ってきた。澳門特別行政区政府は正常に運営され、本来の管理能力を十分に示した。各級公務員は持ち場の責任をしっかり果たし、市場環境は次第に改善され、治安状況は目に見えて好転し、経済も低迷傾向を脱して回復途上にあり、社会全体が安定を維持し、前進している。特別行政区政府の施政は、澳門市民の積極的な協力と参与があってこそ、成功を収めることができる。一年来、広範な市民が主人公たる自覚をもって、施政に積極的に協力し、多くの分野において卓越した貢献を果たした。澳門が不敗の地に立ち、引き続き安定して前進するには、『一国二制度』という基本原則が提供する十分な保障を全面的に正しく運用し、内部の条件をたえず改善し、自己の競争能力を高め、積極的な姿勢で大陸部や世界の発展の勢いを借りて、広東、香港、近隣地域との相互補助協力を強化し、澳門の有力産業の革新・適正化を加速させて、その他の分野に同様の発展をもたらす必要がある。今後も澳門特別行政区政府は、基本法の規定を断固堅持し、澳門市民が安心して楽しく暮らせる都市づくりを進める」。 1 | 2 |
||