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司法 |
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人民法院の一審事件審議状況 人民法院の刑事訴訟一審案件の受理・結審状況
全国検察機関の直接捜査・立件状況 全国検察機関への告訴・告発案件処理状況
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中国の司法活動の趣旨と任務は、法に基づき全公民の各項の基本的権利と自由およびその他の合法的権益を保護し、公共財産と公民個人の所有する合法的財産を保護し、社会秩序を維持し、社会主義現代化建設事業の順調な進展を保障し、法に基づいて少数の犯罪者を懲罰することである。 二〇〇〇年、最高人民法院は全人代とその常務委員会の監督のもとに、憲法と法律から与えられた職責を忠実に履行し、裁判活動およびその他の各活動において新たな進展を見せた。 最高人民法院は年間を通じて各種の二審、死刑再審、再審などの案件四千二百二十八件を受理し、四千八百三十二件（旧年からの持ち越し分を含む）を結審した。地方各級人民法院と専門人民法院は年間を通じて合わせて五百三十五万件余りの一審事件を受理し、五百三十八万件余り（旧年からの持ち越し案件を含む）を結審した。 人民法院は、国の安全と社会の安定を維持することを主たる任務として、国の安全を脅かす犯罪、国家の転覆をはかる犯罪、国の統一を破壊する犯罪、殺人、強盗、爆破、拉致・誘拐などの重大な暴力犯罪、暴力団がらみの組織犯罪、女性・児童の誘拐・人身売買の犯罪、麻薬犯罪、ポルノ商品・非合法出版物の製作・販売・流通にかかわる犯罪などを法に基づき、特に重点的に厳しく取り締まった。また法に基づき、密輸犯罪、付加価値税専用領収書のカラ発行・詐取、輸出税還付金の詐取にかかわる犯罪、通貨の偽造・販売、偽造通貨の運搬にかかわる犯罪、ニセ物・粗悪商品の生産・販売にかかわる犯罪を厳しく取り締まり、汚職、賄賂、公金流用、職務怠慢などの犯罪を法に基づいて懲罰した。 邪教組織「法輪功」は、人類の文明の進歩を破壊する癌であり、中国の経済建設、社会秩序、政治的安定に深刻な妨害をもたらすものである。人民法院は、刑法ならびに関連の司法解釈に厳密に照らして、邪教組織「法輪功」を組織、利用して法律の施行を破壊し、人を死に至らしめ、衆をたのんで社会秩序を乱し、邪教を宣伝する物品を不法に印刷、販売、伝播するなどの刑事事件を真剣に審理して、刑法に抵触するごく少数の「法輪功」の中堅幹部に対しては、法に基づき刑罰を科し、法律の厳粛性を十分に具現した。 暴力団がらみの組織犯罪は、多くの大衆の生命と財産の安全に対する深刻な脅威である。最高人民法院は、「暴力団がらみの組織犯罪事件の審理における具体的な法律適用の若干の問題に関する解釈」を制定した。全国の各級人民法院は力を集中して、一連の暴力団がらみの組織犯罪事件に判決を下し、同種の犯罪に打撃を与えた。 女性、児童を誘拐したり、人身売買するなどの犯罪は、被害者に精神的、肉体的に重大な危害を与えるものである。最高人民法院は、関係部門と共同で「女性・児童の誘拐・人身売買犯罪にかかわる問題に関する通告」を発し、取り締まりを強化した。全国の各級人民法院は、女性・児童の誘拐・人身売買にかかわった計一万千四十八人の犯罪者に判決を下した。 密輸は、市場経済の秩序を大きく乱し、国に重大な経済的損失をもたらす犯罪である。全国の各級人民法院は、前年比一二二％増の計八百四十七件の密輸事件を結審した。厦門の特大密輸事件は、金額がとりわけ大きく、犯罪の内容が特に悪辣で、社会にとりわけ深刻な危害を与えた犯罪である。最高人民法院は法に基づき、第一集団の王金挺ら主犯格の七人に対する死刑を審理、許可し、関係人民法院は法に基づき、七十三人の犯罪者に有期懲役刑、無期懲役、執行猶予二年の死刑の判決をそれぞれ言い渡し、第二集団の百二十九人の被告には、関係人民法院がすでに一審判決を言い渡した。 通貨の偽造・販売、偽造通貨の運搬にかかわる犯罪は、国の金融秩序の安定に著しく危害を与える犯罪である。全国の各級人民法院は、前年比一二・一四％増の計四千七百四十件の同種の事件を結審した。 汚職、賄賂などの犯罪は大きな社会的公害であり、国民がこのうえなく忌み嫌うことである。全国の各級人民法院は法に基づき、一万七千九百三十一人の同種の犯罪者に刑を下した。最高人民法院は法に基づき、成克傑、胡長清、周長青（五千九十五万元の公金横領、公金流用）、許傑（七千二百七十二万元の公金横領）、杜建生らの犯罪者に対する死刑を審理、許可し、法の前においてはみな平等であるという原則を具現し、腐敗を懲罰する党と国の断固たる決意を示した。 二〇〇〇年、全国の各級人民法院は、前年比六・二一％増の六十四万人余りの犯罪者に判決を下した。 人民法院は引き続き法律を厳格に執行し、司法的な人権保障を強化し、年間を通じて六千六百十七人に無罪を言い渡した。その内訳は、事実関係が明確でなく、証拠不十分で無罪となった者が二千五百九十一人、被告の行為が犯罪を構成していないため無罪となった者が四千二十六人で、罪のない公民は法による追及を受けず、法を遵守する公民は冤罪をこうむることはないという原則を貫いた。 法に基づく経済、知的所有権、海事・海商などの案件の審理は、市場秩序の規範化にとって重要な役割を果たすものである。人民法院は法に基づき、国有企業の制度改革、農業・農村経済の発展、金融紛争などにかかわる案件を審理し、国有企業改革の深化を保障し、非国有企業、外資系企業を含む大陸部内の各種市場主体の合法権益を保護した。また人民法院は、知的所有権案件を真剣に審理し、人々の合法権益を保護した。最高人民法院は、「コンピューターネットワークの著作権にかかわる紛争事件に法律を適用する若干の問題に関する解釈」を制定し、ネットワーク環境のもとでの知的所有権を保護した。 人民法院は、年間を通じて延べ九百三十九万件（人）の大衆からの投書・陳情を処理し、社会の安定の維持に積極的な役割を果たした。 最高人民法院は「一国二制度」、高度の自治の方針に基づき、「大陸部と香港特別行政区法院の民事・商事司法文書の相互委託送達および仲裁裁決の相互執行に関する対処」の合意を達成したあと、さらに澳門特別行政区とも、両地区の民事・商事案件の司法文書の相互委託送達と証拠品の移送・受領の問題について何度も協議を行った。正式文書が調印されると、両地区の司法面における連係と協力はいちだんと促進されるだろう。 二〇〇〇年、全国の検察機関は、汚職、賄賂、涜職の犯罪に対する捜査、起訴を強化し、年間を通じて四万五千百十三件の汚職、賄賂、涜職犯罪事件を立件し、四十七億元余りの国の直接的な経済損失を取り戻した。 各級検察機関は、大事件・重要事件の捜査にとりわけ重点を置き、立件した汚職・収賄事件のうち五万元以上のものは一万八千八十六件、そのうち百万元以上の特大事件は千三百三十五件にのぼった。また、職権を乱用した犯罪で立件された幹部は、県・処クラスでは二千六百八十人、庁・局クラスでは百八十四人、省・部クラス以上では七人であった。全人代常務委員会の前副委員長・成克傑らによる犯罪事件の捜査・立件は、犯罪者を震え上がらせ、腐敗を懲罰する党と国の固い決意を示した。また検察機関は、厦門の特大密輸事件を捜査するなかで、国家公務員の収賄、職権乱用などの犯罪を捜査、立件したが、その容疑者は百六十九人にのぼった。公安部前副部長の李紀周が頼昌星ら密輸犯罪者から巨額の賄賂を受け取り、職権を乱用して、密輸取り締まりに違法に干渉した犯罪については、検察機関はすでに捜査を終え、起訴して、人民法院の審判に委ねた。 1 | 2 |
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