世界母乳育児週間、2歳以上までの授乳を奨励

 

8月1−7日は、23年目の「世界母乳育児週間」だ。今年のテーマは、「母乳育児:命の勝利のゴール」。国家衛生・計画生育委員会は世界保健機関、国連児童基金、北京市衛生・計画生育委員会と北京で、2014年世界母乳育児週間のPR活動を実施した。国家衛生・計画生育委員会は、公共の場および勤務先での需要を満たすため授乳室を設置し、在職中の授乳期間の女性が2歳以上まで授乳することを奨励すると表明した。 



◆2014年中国母乳育児現状報告 

 

在職中の女性の85%がトイレで搾乳

 年に一度の世界母乳育児週間を迎え発表された「2014年中国母乳育児現状および関連業界の消費行為の調査報告書」によると、在職中の母親の85%がトイレで搾乳をし、約90%の企業が授乳室を設置していないという

 

 

授乳休暇を利用している母親は6割弱 

 

調査結果によると、母親の96%が母乳を与えたことがあると回答し、継続期間は6−12ヶ月が最高の比率を占め、ラ・レーチェ・リーグが提唱する2歳までを下回った。90%の企業が授乳室を設置しておらず、国家が定める1時間の授乳休暇を利用している母親は6割弱に留まった



◆今年のテーマ 「母乳育児:命の勝利のゴール」 

 

中国の母乳育児率が低下を続ける

 国家衛生・計画生育委員会の2014年のデータによると、中国の生後0−6ヶ月の乳児の母乳育児率は低めで、農村部は30%、都市部は16%未満のみとなっている

 

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中国が3分の1弱の粉ミルクを消費

 中国の乳児が年間に消費する粉ミルクの量が20キロに達し、多くの国を上回っている。多くの育児専門家は、中国の粉ミルクへの依存度が高い原因として、多くの保護者が母乳育児のメリットを十分に認識していないことを挙げている

母乳と比べ物にならない粉ミルク

 研究によると、母乳育児により13%の児童の死亡を防げるという。母乳の栄養バランスは乳児に最も適しており、粉ミルクに含まれない生理活性因子は、児童の感染率を引き下げることが可能だ