8月1−7日は、23年目の「世界母乳育児週間」だ。中国の母親の母乳育児の現状を理解するため、育児情報サイト「育児網」はラ・レーチェ・リーグと大規模な調査を実施し、「2014年中国母乳育児現状報告書」を発表した。妊娠前、妊娠中の女性、および0−6歳の児童を持つ母親の計2万1407人が参加した。
年に一度の世界母乳育児週間を迎え発表された「2014年中国母乳育児現状および関連業界の消費行為の調査報告書」によると、在職中の母親の85%がトイレで搾乳をし、約90%の企業が授乳室を設置していないという。
同報告書は、ラ・レーチェ・リーグと育児網の共同調査によってまとめられた。調査対象となったのは、妊娠前、妊娠中の女性、および0−6歳の児童を持つ母親など、計2万1407人の育児段階の女性だ。
調査結果によると、母親の96%が母乳を与えたことがあると回答し、継続期間は6−12ヶ月が最高の比率を占め、ラ・レーチェ・リーグが提唱する2歳までを下回った。90%の企業が授乳室を設置しておらず、国家が定める1時間の授乳休暇を利用している母親は6割弱に留まった。これにより在職中の女性は母乳の授乳を諦めるか、朝と夜は母乳を授乳し、その他の時間は粉ミルクという手段を選択している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月6日