南迦巴瓦(ナムチャバルワ)峰
南迦巴瓦峰は海抜7782メートル、同峰が位置する雅魯藏布(ヤルツァンポ)大峡谷地区の地質的構造が複雑なプレート構造により強烈な地質変動をもたらし、南迦巴瓦峰の山壁はそそり立ち、地震・雪崩などが多発、登攀難度はきわめて高く、長い間人類未踏の最高峰のひとつとして、「処女峰」としてあがめられてきた。1992年10月30日、中日合同登山隊が初めて登頂に成功した。南迦巴瓦とはチベット語でも多くの解釈があり、「燃えるような雷電」「天空に突き刺す長矛」などといわれる。これらの神々しい名前からも、南迦巴瓦峰の征服がどれだけ難しいかを知ることができる。(編集HT)
四川貢嘎山
四川貢嘎山(ミニヤコンカ)は四川省康定・瀘定・石棉の3県の県境に位置し、面積40万ヘクタール。1996年、四川省甘孜藏族州大民政府の認可を経て、同年5月、四川省政府が省級自然保護区に指定した。1997年に国家級となり、主に森林生態系・希少動物・現代氷河などの自然景観が保護対象となっている。貢嘎山保護区は世界でも指折りの遺伝子プールとして知られているほか、世界の生物地理区域の中の最も代表的なひとつであり、重要な保護価値・科学研究価値を有している。(編集HT)
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