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中国人の日本観光 現状と課題
発信時間: 2009-11-27 | チャイナネット

北京で24日に開かれた「中日企業家高峰フォーラム」では、観光業界の日本の西武グループの後藤高志社長と、中国青年旅行社の張立軍総裁が、中国人の日本観光の現状や今後の課題について語った。

日本政府観光局の統計では、中国から日本へ旅行する人は2008年に8万人を超えた。「今年7月から中国人観光客への個人ビザの発給がスタートし、日本を訪れる中国人の数は今後ますます増えるだろう」と予測するのは後藤社長だ。

しかし昨年からの経済悪化で、日本を訪れる外国人観光客は減少。大陸からの旅行者も、5月から7月にかけては新型インフルエンザの影響で減ったが、その後は回復している。また日本を訪れる外国人旅行者の中で大陸の旅行者が占める割合は、昨年の12%から今年1月から9月までの15%に上昇した。

大陸の旅行者に人気のある観光ルートについて後藤社長は「日本を初めて訪れる大陸の観光客は、関西空港から入国し、大阪や京都、名古屋、富士山、箱根、東京を回って、成田から帰国するコースが多い」と話す。

「日本への個人旅行者は、10月から今までにすでに倍増しており、これは中国の観光客にとって日本の魅力を示している」と語るのは、中国の日本旅行市場でトップを占める中国青年旅行社の張立軍総裁。しかし中国人の日本観光には様々な課題が残されている。

「まずビザ発給の効率を高め、煩雑な手続きを省略する必要がある。また中国人旅行者は日本の空港で出国説明書を提出しなければならないが、これも省略してほしい。また受け入れ施設の中国語表記の整備や日本語の話せるスタッフの配置がとても大切だ」

 

「チャイナネット」 2009年11月27日

 

 

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