北京、3000万元で抗戦記念文化財を修復

北京、3000万元で抗戦記念文化財を修復。

タグ: 北京 抗日戦争 文化財

発信時間: 2015-09-08 13:04:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

北京市文物局によると、北京市は今年、累計で3000万元余りを準備した上で、抗戦文化財の修復と環境整備を行っている。また北京・天津・河北省が共同で、互いに隣接する長城沿線の抗戦遺跡を保護している。

北京市文物局の局長である舒小峰氏によると、2014年に北京各区県の文物部門が行った調査の結果から、北京に各種抗戦文化財が162か所あることが分かった。北京市はこれらをくまなく踏査し、危機にさらされている状況を確認した。市文物局と市民政などの部門は共同で、60か所余りの抗戦文化財の補強と環境整備を完了させ、抗戦文化財保護状況は明らかに改善した。同時に北京は、新たに発見された抗戦文化財は常に発表、保護するとしている。今年に入って各区県で文化財の調査研究が進み、日本軍航空機の掩体やトーチカなどの抗戦文化財が20か所余り見つかっている。

修復・保護にあたり北京市文物部門は抗戦文化財の完全性の保証を重視していることから、完全な形で人々の前に姿を現すことが多い。戦争遺跡の細部を全面的に保存し、修復時には弾丸の穴やトーチカなどの痕跡を全て残している。文化財の持続可能性を高めるため、全ての抗戦遺跡は永久に修復できる手配をしている。修復や保護を通じた抗戦文化財は、できる限り社会に開放していく。

また北京市は、長城沿線の抗戦遺跡の保護にも力を入れている。「古北口戦役」で知られる密雲古北口長城の卧虎山、敵後方を固めた門頭溝の沿河城長城などで修復が行われている。長城沿線の抗戦遺跡の多くが北京・天津・河北省に隣接する場所にあるため、三地域が共同で歴史文化遺産保護体系を作る戦略を採っている。これは文化財保護と利用を協調的に発展させるためのコミュニケーションシステムである。すでに北京は河北省および天津と「北京・天津・河北省の長城保護管理のための管理構造協議」に調印している。これによって三地域の隣接地域にある紅石門長城、北京と河北省で隣接する古北口長城と南口長城において文物保護と地域利用の発展計画を制定し、共同で長城沿線の抗戦遺跡を宣伝する基盤を作っている。長城保護に関する法律の執行を三地域共同で強化する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月8日

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