中国人観光客の10日間7カ国周遊に外国人もビックリ

中国人観光客の10日間7カ国周遊に外国人もビックリ。

タグ: 中国人観光客,7カ国周遊

発信時間: 2015-12-27 10:54:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロンドンからパリに向かった後、スイス、リヒテンシュタイン、オーストリア。さらにイタリアのフィレンツェとバチカンへ。わずか10日で中国人団体ツアーが7カ国をめぐり、ヨーロッパで最も有名な観光スポットを参観する。この弾丸ツアーに仏「ルモンド」紙の記者が興味を示し、自らツアーに参加し、10日間7カ国周遊旅行を体験した。以下はフランス人記者が見た「中国式観光旅行」体験談である。

ロンドン:有名建築をスピード“視察”

夜11時頃、飛行機がヒースロー空港に到着した。計画がぎっしり詰まった中国人観光客の欧州の旅が正式にスタートした。この10年間、中国の海外旅行客数は2003年の1千万人から2014年は1.1億万人に増加した。その増加スピードはすさまじい。

ホテルに行く途次、ツアーガイドは観光客に注意を促した。「現金はできれば下着のポケットに入れてください。どんな時でも注意を欠かさないでください。特にパリはとても危険な街です」。30歳前後のこのガイドさんは、1か月に平均2回ツアーを率いる、ガイド経験が豊富な人だ。

今夜宿泊するホテルは鉄道と高速道路を挟んだ場所にある。周囲の風景は、観光客が出発前に検索したヨーロッパの画像とは大きな隔たりがある。「明日の早朝7時半に朝食を食べ、8時に出発ですよ!」。予定がびっしり詰まった計画にあっては、1分の遅刻も許されなさそうだ。

2日目の朝、ツアーはロンドンの最も代表的な建築を一通り“視察”した。“視察”であって“参観”ではない。なぜなら観光客はそこで記念撮影するだけで満足だからだ。お昼になると、観光バスは中華レストランの前で停車した。観光客の昼食はこのレストランの地下室で済ませた。暗いレストランの中、たった15分で食事を終わらせた。ツアーはレストランと事前協議していた。食事代は1人前わずか5ユーロ。料理の質は言うまでもないだろう。

実際、今朝ホテルで出されたビュッフェは、費用をギリギリまで抑えたものだ。ホテルは中国人観光客のために、クロワッサンとフルーツだけの粗末な朝食を用意した。どうやらヨーロッパのロマンチックな気分は、経済的な理由からディスカウントせざるを得ないようだ。

1   2   3    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。