国家移民管理局のデータによると、今年上半期に全国の各口岸から入境した外国人は前年同期比152.7%増の1463万5000人で、ビザ免除措置を利用した訪中外国人は同190.1%増の854万2000人。うち訪中旅行は同5.4倍増の436万1000人で、72・144時間トランジットビザ免除の利用者は同4倍増。うち144時間トランジットビザ免除措置の実施後、より便利に中国に入り、中国を理解する外国人が増えている。
国家移民管理局外国人管理司査証旅行管理所の何楓所長は、「今後は越境ビザ免除措置を持続的に改善・最適化し、ビザ免除期間の統一化、実施口岸の増加、滞在範囲の拡大、適用国の追加などを積極的に検討し、かつ関連部門と共同で外国人の中国での利便性を持続的に高める。より多くの外国人が中国を訪れ、より活き活きとした温もりと生活感のある中国を実感することを歓迎する」と述べた。
7月15日に144時間ビザ免除範囲に収められたばかりの雲南省の一部の口岸は今夏、外国人入境の新たな選択肢になった。国家移民管理局は15日、雲南省の144時間ビザ免除措置滞在範囲を昆明市から麗江、玉渓、普洱、楚雄、大理、シーサンパンナ、紅河、文山の9市(州)行政区域に拡大した。その後、雲南の各口岸で出入境観光客数が急増した。
海南省では59カ国の人員の入境ビザが免除される。これは海南のみの地域性入境ビザ免除措置だ。海南は25日に「ビザ免除海南訪問外国人のサービス及び管理方法」を発表し、2024年9月1日から実施するとした。同方法はさらに、観光地、ホテル、文化施設、交通駅、医療・保健機関、銀行などの場で必要な翻訳、問い合わせ、決済、案内などの便宜を図り、サービスを提供することを奨励する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月29日